無料ライブラリ「Vuforia」でARアプリを作る!①【発掘篇】
最近ARアプリをよく見かけますよね。
試しに作ってはみたいけど、初期投資は抑えたい…ということで、探し当てました!無料で使えるARアプリ開発用ライブラリ「Vuforia」!とりあえず今回は発掘までの過程と、ARや「Vuforia」がどんなものなのかをざっくりと。
はじめまして。andyです。今回初めてコラムなるものを書かせて頂きます。
つたない文章で申し訳ないのですが、興味がある方は読んで頂けると幸いです。内容が参考になればもっと嬉しいですが、果たしてどうなるか…。今回から数回で(何回になるか分かりませんが…)Augmented Reality(拡張現実 以下AR)に関する事を書きたいと思います。
とは言っても始めたばかりであまり深い所まで書けませんので専門的な事を知りたい方は書籍等を参考にされると良いのではないかと・・・(かなり弱気です)。
この記事では、なぜARをやる事になったのか、実際にどうやってアプリに導入するのか、サンプルをどうやって作ったのかなどを書きたいと思います。
ARに足を突っ込んだワケ
そもそも、なぜARを始める事になったのか…何時もそうですが、クライアントさんからの要望…営業さんからの無茶ぶり…です。
ある日いきなり営業の某Iさんが私のところにやってきて、「クライアントさんから、ARやりたいから幾らくらい掛かるか教えて」と、返事を「な・る・は・や」で欲しいと…。このとき私を含め社内では全くARの知識など全くなく、どうやってとっかかりを付け付ければ良いか考えながらこの話を聞く私…。最後に営業さんが一言「一週間でお願いします」ということでこの瞬間から調査することに。
ARってどんなのがある?
この話を聞いた段階で、ARで成功した事例が2つほど思い浮かびました。
一つは「ARエヴァ」、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/26/news010.html
もう一つは「Domino’s feat. 初音ミク」。
http://miku.dominos.jp
恐らくこれと同じような事を想像しているのではないかと考えた私は、ARについてまずgoogle先生に問い合わせ。
ARって幾つかの方法がある事がわかりました。
- 位置情報を利用したもの
- マーカーを利用したもの
- マーカーの代わりに画像を利用したもの
- 物の形状を利用したもの
1.は「ARエヴァ」で使っていたもの、2.は良くあるQRマーカーみたいな物、3.は「Domino’s feat. 初音ミク」で使っていたもの、4.はサイネージで仮想洋服の着せ替えのようなコンテンツに利用されています。
今回は、2.と3.をとりあえず提案という事で調査を進める事に。
ライブラリをとにかく探す!
スマートフォンで利用出来そうなAR用のライブラリないかと引続きgoogle先生に依頼。
最近は便利な物で、結構な数のARフレームワークが出てきました。以下のサイトも参考にさせて頂きました。
iPhoneで動くARアプリを作るためのライブラリ10選
http://www.atmarkit.co.jp/fsmart/articles/armobile05/01.html
ただ、今回の件がプロモーションの用途で使う物だとのことなので、案件で使える予算が少ない…。そのため有料で高価なフレームワークだと導入が難しい…。テストするにも経費が出ない…。
という理由で無料のないかな…出来れば高精度なもので…。iPhoneでもandroidでも使えてコードが共用出来るといいな…。グラフィックをアニメーションさせるならゲームエンジンと連動出来ないかな…。
などと妄想とともにいろいろな要素が頭を駆け巡りながら検索をつづけると、Qualcomm社のVuforiaというライブラリに辿り着いたのです!
「希望の星」ライブラリあらわる!
このライブラリなんと無償で使える!マルチプラットフォーム対応!Unity用の機能拡張がある!なんと考えていた事が全て出来そうだ。Qualcommさんてなんていい会社なんだと思いつつ、どうやって使うんだろう・・・。親切にチュートリアルとサンプルが用意されているが・・・全て英語。しょうがないのでここは頑張るしかない。
この時点で社内にはUnityのスマートフォン用の書き出しプラグインがない・・・(最近無償版でも書き出しプラグインが使える様になっています)ということで、まず使えるかどうかを判断する為にもネイティブコードで作ってみる事に。
実際にやってみた事は次回。
それでは。
コメントをどうぞ