後の制作をスムーズに!コンセプト目標の作り方
どうもこんにちはJBです。
アプリなり何なりを作るときに、コンセプトがしっかりしていないと大変なことになります。迷走に次ぐ迷走…寝不足…人間不信…まあここまではならないかもしれませんが、きっとグダグダになります。悲惨なことにならないように制作コンセプトの目標を設定することが大事です!
コンセプト目標を明確にするあれこれ
具体的にやっておいた方がいいよ!というのは大体こんな感じ。
- 要求仕様
- ペルソナ設定
- シナリオ設定
今回は例として洗濯機を当てはめて進めてみたいと思いますー。
それでは行ってみましょう!
要求仕様を決めよう
いわゆる「何を作るのか」ということです。
「それは開発仕様書じゃないの?」と思うかもしれませんが、その前段階のコンセプト部分になるのでちょっと違うかなぁ…と。
まずは概要をきちんと
何を実現するためにどういうものを作るのか?誰のために?などを決めます。
ここがブレると後々まで響いて血の涙を流すことになるので、概要とは言え具体的に出していきます!
項目的にはこんな感じになりますかね?右側は例です。いい例かどうかは別として…
目的 | 家事をもっと楽にする |
---|---|
概要 | 単身者向けのシンプル洗濯機 |
主な機能 | 洗濯乾燥 |
対象ユーザー | 一人暮らしの若者 |
制約事項 | 価格帯は7万以下 etc. |
詳細を決める―機能要求と非機能要求
概要が決まったら、実装していく機能を突き詰めていきます!ここで決めるのが、機能要求と非機能要求というものです。
機能要求とは
商品がすべきことそのものを表します。機能の根幹ですね!洗濯機で言うと…
- 洗浄機能
- すすぎ機能
- 脱水機能
- 乾燥機能
とかですかね?他にもタイマー機能とか、洗い上がりに音が鳴るとかもありますね。
非機能要求とは
品質に関わる要求事項です。セキュリティとかユーザビリティ、速度など付加価値的な部分の仕様ですね。具体的にはこんな感じの例になるかと…。
- 7kgまで洗える
- 従来よりもスリム化する
- 揺れが大きいと脱水が止まる
- 静か
などなどです。概要に沿って、出来るだけ細かく洗い出しましょう!
対象を掘り下げる!ペルソナ設定
さらにペルソナ設定をして、どういう人のために作るのか?ということを明確にしていきます!
「対象ユーザーで決めてんじゃね?」と思うかもしれませんが、「コイツだったらこういう風にするだろうなあ…」という妄想がすぐに出来るくらいキャラを設定します。
一人暮らしの若者の中にも色々なタイプがいますしね!具体的に決めた方が後々やりやすいですよ。大体こんな流れで作るんじゃないかなぁと思います。
選定 | 対象ユーザーをタイプ分けして、その中でもこれ!と言うタイプを決めます。 |
---|---|
調査 | データを見たりインタビューしたりして、傾向をつかみます。 |
設定 | 調査を参考に、妄想でキャラを作ります。楽しいですね。 |
設定時の肉付けでは、名前から所属、好みや生活パターン・口癖などゴリゴリ作りましょう!友達とか、モデルがいると作りやすいです。
…下の例は…何か完全に個人の偏見で作ったのでアレですけどね…

ペルソナ例
ユーザーは何をするのか?シナリオ設定
いわゆる5W1Hで、実際のユーザーの行動に落とし込んでいくことです。ここでは実際に作ったペルソナを利用しますよ!例を見てみるとわかりやすいと思います!
シナリオ例
風呂から出ても終了していなかったので、そのままビールで晩酌を開始する。気を抜いたところでうっかりそのまま寝落ちしてしまい、まさかの朝寝坊。洗濯ドラムから直接着替えを取り出して、あわてて身支度を開始した。
こんな感じで妄想物語を作っていきます。もっとドラマチックでもいいんですよ?
細かいタスク部分は、フローチャートに落とし込んでみるのも分かりやすいですよ!
こう見ると「コイツ夜洗濯するんだな」とか、「洗濯もの入れっぱなしとかマジか…消臭きちんとできた方が良さそうだな」とかが見えてきますよね。
出て来た要件を再精査!要求仕様を見直す
ペルソナ&シナリオを作ってみると、思いのほか要求が増えたり、「コレいらないな」「ココは売りになるな」というものが見えて来たりします。これらをさらに織り込んで、要求仕様を見直していきましょう!
そんなこんなで大体コンセプトが決まります。割と長い道のりですね。
ここから更に機能的な設計や仕様をガンガン決めたり、デザインモックアップなどをモリモリ作っていくことになります!
まとめ
いかがだったでしょうか?
結構やることは大変ですが、やっておかないと本当に迷走します。
「制作はスピードが命だから!」と言ってここを疎かにすると、仕様変更…作業遅延…発狂…まあここまでならないかもしれませんが、結果として遅くなる可能性が高いです。
文字にしたり物語にしたりすると、プロジェクト内やクライアントさんとの共通認識がとりやすくなって、ブレが少なくなりますよ!
ぜひともしっかりとした制作コンセプトを作ってみてください!
それではー!
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