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AE初心者の方でも有料プラグインを購入しないで済むかも?!簡単に自作できるレンズフレアのチュートリアル①

こんにちは!okokです。突然ですが、Adobe After Effects®のエクスプレッションなどの基本機能だけを使って、こんな風に自力で有料プラグインに負けないオリジナルのレンズフレアをつくれたらいいなって思っていませんか?

top2さて、Adobe After Effects®(以下、AE)というソフトウェアは映像制作の現場で欠かせない代表的なモーショングラフィックス作成ツールの一つですね。そんなAE様に頼りっきりの私なわけですが「もうちょっとなんとかならないかな・・・」と思うツールもあります。そのひとつがレンズフレアです。
かなりの用途に活用できるエフェクトの一つなので、サードパーティ製の有料のプラグインを購入した方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回はそんなレンズフレアのつくりかたを簡単にまとめていきたいと思います。
まぁ、レンズフレアといいましても色々ある訳ですが、クールでゴリゴリな映像表現として使用されるレンズフレア(例えるならJ・J・エイブラムスが多用するやつ)ではなく、どちらかというとやわらかい雰囲気に加工するタイプのオシャレでフワフワしててとってもファンシーにかわいくムービーを演出できるレンズフレア(例えるならソフィア・コッポラ的な映像)を作ってみたいと思います(よくわからないかもしれませんが、自分の中の枯渇したボキャブラリーをフル活用して表現しています・・・)。
とにかく、その制作行程を過去のバージョンである「CS4」を使用してなるべく解りやすく解説していきたいと思います。また、正しい「アフターエフェクツの使いかた」や「エクスプレッションとは?」というような部分の解説はリンク先で読んでみて下さい。そして、ここに記されたことは正確な情報ではなく、私自身の私見であるということをご了承くださいませ。 では、そろそろはじめましょう!

シェイプレイヤーのつかいかた

まずはシェイプレイヤーという機能を利用します。ここからはシェイプレイヤーの基本的な操作方法をからませながらシェイプを作成していく手順になりますので、知っているという方はこちらから進めていっても大丈夫ですよ。ちなみに黄枠が変更箇所、赤枠は選択箇所という感じで表示しています。アバウトな所はあるかとおもいますが・・・その他の色で示されていることがあれば、それは強調表示と思ってください。あとはフィーリングとかニュアンスでおねがいしまーす。

AEの各パネル名称

色々はじめる前に、それってどれのこと?とならないようにAEの各パネル名を図解しておきますね。まだまだ他にも色々ありますが、ザッとこんなところです。これが正式名称かはさておき、ここではこのような名称で呼んでいきたいと思います。

コンポジションの設定

あまり聞き慣れない言葉なので、コンポジションって?思ったかもしれませんが「構成」という意味です。とにかくコレ(コンポジション)がないと何もできないので、まずはコンポジションの設定をしましょう。設定方法は、アプリケーションメニューバーの中の「ファイル」を選択して「新規コンポジションを作成」を選ぶか、ショートカットキーを入力(Macならcommand + K、Windowsならcontrol +K)してコンポジション設定ウィンドウを表示してください。001今回のコンポジション設定は、4Kにしてみようと思います。といってもAEの4K用プリセットではなく、画格が16:9の、4K UHDTV(3840px X 2160px フレームレート:60f/秒)規格の方にカスタムしてみました。画像の黄色い枠内が変更した箇所です。とりあえず色深度は32bit(公開する画像がキレイな方がいいかなと思ってなんとなく32bitにしただけです。普段なら8bitで作業をしています。)で、デュレーションは1秒としてます。

シェイプレイヤーで円をつくる

まずは適当にシェイプを作ってみましょう。

002ツールパネル内の向かって左から7番目の四角いアイコンである「マスクツールとシェイプツール」を選択し、プルダウンメニューから「楕円形ツール」を選択してください。選択箇所は赤い枠で示してあります。003では、コンポジションパネルのテキトーな場所でクリックアンドドラックをしちゃいましょう。するとシェイプレイヤーが自動的に作成されましたよね。次にこのレイヤーを開いて(▶をクリックすれば開きます。▼が開いている状態です。)見ていくと、[コンテンツ]の中に[楕円形 1]がありますね。コレがいま作成したシェイプになります。
004
シェイプレイヤーは、通常のAEのレイヤ構造とは違い、ちょっとだけ複雑です。「コンテンツ/楕円形 1」を開くと[楕円形パス 1]があり、その中にパスの[サイズ]と[位置]が表示されています。さらに[トランスフォーム:楕円形 1]を開くと、その中にも[位置]や[スケール]などシェイプ単体のトランスフォームがあって、もちろんレイヤー自体の[トランスフォーム]も存在していますね。これは、同じadobe社製品のPhotoshopで例えると「コンテンツ」という名前のグループを作って、その中に「楕円形 1」という名前のレイヤーがあるような状態だと思います。今回は[トランスフォーム:楕円形 1]の方でシェイプを管理し、レイヤーの[トランスフォーム]の方はエクスプレッションで活用するというようなかたちに使いわけて活用していきます。

パスの形を整えましょう。

「シェイプレイヤー 1/コンテンツ/楕円形 1/楕円形パス 1」の[サイズ]を見てみると、テキトーなサイズになっているので、正円にしましょう。005
[サイズ]の数値は[500.0 , 500.0]としてください。[位置]については「トランスフォーム:楕円形 1」を開き、[位置]を[0.0 , 0.0]に変更してください。006
するとシェイプがコンポジション画面の中心に移動しましたよね。これは[楕円形 1]がコンポジションの中心を座標の基準点(ローカル座標)としているのでこうなります。通常のレイヤーならコンポジションの左上が座標の基準点(グローバル座標)として配置されます。シェイプレイヤー自体は通常通りグローバル座標で配置されていますが、その中のコンテンツがローカル座標というかたちで座標が混在してますので位置を指定する際には注意が必要です。

面の塗りをグラデーションにしましょう。

007赤い矢印で示した場所に[追加:]アイコンがありますね。そのアイコンをクリックし、表示したプルダウンメニューから[グラデーションの塗り]を選んでください。
008すると「グラデーションの塗り 1」が追加され、白から黒への「線形」グラデーションが生成されていると思います。あれ?グラデーションが表示されないよぅという場合は「グラデーションの塗り 1」が「塗り 1」の下に追加されている状態だと思うので「グラデーションの塗り 1」を「塗り 1」の上に移動してください。さて、「グラデーションの塗り 1」を開いてみてみますと、初期状態のグラデーションは開始点が「楕円形 1」の中心([0.0 , 0.0])、終了点が「楕円形 1」の中心から横方向へ100pxほどの位置([100.0 , 0.0])になっているのがわかるかと思います。

グラデーションの設定をしましょう。

今回は「円形」の中心から「楕円形 1」の端で消えていくタイプのグラデーションを生成したいと思います。

009ので、「グラデーションの塗り 1」内の[種類]を[円形]に変更し、終了点を[0.0,250.0]としてください。かなり余計な説明ですが「楕円形 1」は500.0pxの正円なので縦、横のどちらに半径分の250.0pxを入力しても問題はありません。

010

次にグラデーションの色と不透明度を変更しましょう。「グラデーションの塗り 1」内の[カラー]の[グラデーションを編集…]をクリックすると「グラデーションエディタ」ウィンドウが開きます。上段は不透明度の調整をするものなので、こちらのチョコ①を[不透明度:100%、位置:20%]とし、チョコ②を[不透明度:0%、位置:100%]としてください。すると、中心から20%の位置から徐々に透過するグラデーションが生成されたと思います。下段が色の調整をおこなうものなので、ミント②の黒色を白色に変更して、ミント①とミント②を同色にします。位置はデフォルトのままで大丈夫です。

シェイプレイヤーを加工しよう

ここまでの確認になりますが、設定値を変更した部分のみ箇条書きにしておきますね。

  • コンポジション設定は3840px X 2160px で60f/秒、色深度は32bit(ちょっと背伸びしたくて)デュレーションは1秒(画像で確認)
  • シェイプレイヤー「楕円形」を選択、[サイズ]は[500.0 , 500.0]、[位置]は[0.0 , 0.0](画像で確認)
  • 面の塗りを「グラデーションの塗り」に変更、種類は「円形」で、色は「白で統一」不透明度の始点位置を[20%]、終点の不透明度は[0%](画像で確認)

しゅわゎぁんな「光源」となる部分をつくろう。

こうして出来上がったシェイプレイヤーを、もっと柔らかい感じにしておきたいので2点ほど効果を加えましょう。
011

一つめは、後々のことではありますがレイヤーが重なった時の表示方法をここらへんのタイミングで選択しておきましょう。まぁ、今それ必要?って思うかもしれませんが「シェイプレイヤー 1」の「描画モード」を「加算」に変更しておきましょう。あと忘れてましたが、「塗り 1」の目玉のアイコンをクリックして非表示にしておいてください。012

二つめは、ブラーエフェクト「ブラー(滑らか)」を追加しましょう。ブラーエフェクトの追加の方法は、「シェイプレイヤー 1」を右クリックしてプルダウンメニューを表示し、「エフェクト/ブラー&シャープ/ブラー(滑らか)」を選択します。

013ブラー値は[300.0]にしてください。これでほんのり光る「光源」をつくることができました。もちろんこれだけでは弱いので、次は「レイ」の部分を作成していきたいと思います。

ぼやぁぁんな「レイ」となる部分をつくろう。

光源から発生する「放射状の光線」のを表現するための設定をしていきましょう。
014「シェイプレイヤー 1」を複製して「シェイプレイヤー 2」を作りましょう。複製方法は、「シェイプレイヤー 1」を選択した状態でアプリケーションメニューバーの「編集/複製」を選択するか、ショートカットキーを( Macならcommand + D、Windowsならcontrol + D)入力してください。015そろそろ各レイヤーに名前を付けておきましょう。名前の変更方法は、レイヤーを選択した状態でreturnを押してしてください。「シェイプレイヤー 1」を『light』とし「シェイプレイヤー 2」は『ray』としてみました。これから以降、レイヤー名は『light』『ray』と示していきますね。
016「コンテンツ/楕円形 1/楕円形パス 1」の[サイズ]を[2000.0,2000.0]としてください。同じく「グラデーションの塗り 1」の[終了点]を[0.0 , 1000.0]に変更してください。中心は『light』によって強く輝いている状態でありながらまわりはぼわわぁっとして、とてもいい感じになりましたね。では『ray』には色もつけてみましょうか。017中心から暖色が多めの感じで寒色へほわっと変化して最後はぼや〜っとした光の印象を残すために白くしてみました。また、途中で不透明度を下げて透過具合を調整してみました。とはいえ確固たる意味はなく全てテキトーなんですが、いちよグラデーションの設定を書いておきます。上段の不透明度調整値が、チョコ①[不透明度:100%、位置:50%]、チョコ②[不透明度:50%、位置:80%]、チョコ③[不透明度:100%、位置:100%]としました。次に下段の色調整値は、ミント①[位置:50%、#EBC4F6]、ミント②[位置:70%、#B5D3E8]、ミント③[位置:100%、白]としました。

「パスのウィグル」をつかってみよう。

シェイプレイヤーには、パスを変形させるための機能がいくつか備わっています。そのなかのひとつ「パスのウィグル」を使って、放射状に広がる光線を表現してみましょう。018赤い矢印が示す場所にある[追加:]から[パスのウィグル]を選択します。パスのウィグルの設定を変更する箇所は3つくらいで良いと思います。019[サイズ]を[600.0]にして[ディテール]は[70.0]にしてください。今回『ray』は動きをつけない方向で作成しているので、[ウィグル/秒]は[0.0]としました。これも特に理由はないので『ray』を動かしたいなという場合はコチラの[ウィグル/秒]を利用してみてください。けっこう神々しい動きになりますよ。ブラーの量も少し変更しましょう。「エフェクト/ブラー(滑らか)」のブラー値を[200.0]にしてください。ちなみに『ray』のエフェクトを非表示にすると、パスがランダムにギザギザしているのがわかりますね。

プログラム未経験者でもすぐに使える「エクスプレッション」。

今回使用するエクスプレッションはとてつもなくカンタンです。レイヤーのトランスフォームである[位置]、[サイズ]、[不透明度]の数値を文字通り紐付けする。たったこれだけです。021『ray』の「トランスフォーム/位置」を選択した状態で、エクスプレッションを追加し、赤枠の「ピックウイップ」をクリック、『light』の「トランスフォーム/位置」までドラックすると、『ray』の[位置]に

thisComp.layer("light").transform.position

と自動的に表記されましたね。意味は「”light”の位置」とでもなるのでしょうか。直訳すぎかもしれませんが、とにかくAEのエクスプレッションはこんな感じでも『light』の[位置]と『ray』の[位置]が完全にリンクしてしまいます。試しに『light』を動かしてみてください。すると『ray』がぴったりくっついてきますよね。エクスプレッションの追加方法は、アプリケーションメニューバーにある「アニメーション/エクスプレッションの追加」を選択するか、キーフレームを追加する「ストップウォッチボタン」を、Macならoption、WindowsならAltを押しながらクリックしてください。022同じ様に[サイズ]、[不透明度]も「ピックウィップ」にてリンクをしていってください。これで、[サイズ]も[不透明度]も『light』の設定値を引き継ぎ、完全にリンクした状態になりました。エクスプレッションが追加された項目は数値が赤色で表示されます。とてもカンタンでしたね。これで基本的な要素は全て揃いましたよ。

『ray』に追加したエクスプレッション(とはいえ、ピックウィップで紐付けただけっスけど)
[位置]:

thisComp.layer("light").transform.position

[サイズ]:

thisComp.layer("light").transform.scale

[不透明度]:

thisComp.layer("light").transform.opacity

グラデーションとフラクタルノイズを活用してリアルな「フレア」をつくろう。

簡単なエクスプレッションを追加した『ray』を複製して、いよいよ「フレア」部分の作り込みに入ります。・・・というところで、ここまででもかなり長くなってしまいましたので次回にしましょう。まぁ、実際作ってみると10分もかからないかも・・・それでは次回をお楽しみに!

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